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WRC第5戦 ラリーポルトガルに期待の新星!?

2007年04月22日|モータースポーツニュース

地元の星A・アラウジョがランサーWRC05で出場!

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WRC2007第5戦は、ラリーポルトガル。2001年を最後に、WRCから外されていたハードグラベルイベントが復活した。以前使用されていた北部のポルトから、南部のファロを中心に舞台は移され、計18のSSで勝敗を決する。比較的安定した気候と、グレーダーによる補整により、一見コンディションの良い路面のようだが、一度走り終えるとその下に隠された鋭利なハードグラベルが顔を出す。

 

今回、ランサーWRC05を駆るのは、お馴染みトニ•ガルデマイスターと地元期待の若手アルミンド•アラウジョの2人。ガルデマイスターは、このポルトガルをもって、今期のランサーによるプログラムを終える。しかしスポンサー次第では、以後のイベント出場も考えられるので、今回はとくにいい走りをアピールしたいところだ。しかし、今回もっとも注目を集めたのは、地元出身のアラウジョ。グループNランサーエボリューションを駆り、ポルトガル人でありながら今年のスウェーデンをPWRC4位で走り終えたことは記憶に新しい。これまで幾度となくポルトガル国内選手権を制してきたこの29歳は、ついにWRカーのシートを獲得したのだ。走り慣れたグループNで、走り慣れた地元の路面を走れば、クラス優勝は間違いないだろう。乗り馴れなくも、あこがれのWRカーを選択した彼は、どんな走りを見せてくれるのであろうか。

トニ・ガルデマイスター選手

WRカーとグループNはやはり別物? 惜しくも完走ならず…

木曜のスーパーSSを終え、本格的にラリーが始まる金曜レグ1では、6つのSSが設定されている。最初のSS2では、ガルデマイスターが8位、アラウジョは14位のスタート。ガルデマイスターはその後のSS4で左リヤタイヤを橋の欄干にヒットさせ、10位まで順位を落とす。SS4後のサービスにもなんとかたどり着くが、そのロードセクションでの3輪走行がレギュレーションに抵触するとして、レグ1終了時に失格となってしまう。一方、アラウジョは慣れないWRカーに悪戦苦闘しながら、総合12位でレグ1を終えた。レグ2になっても、アラウジョの順位は上昇する気配はない。徐々にタイムは上がっていくが、ポジションはそのままキープ。結局レグ3、最終SSのひとつ前、SS17でスピンした際、ラジエターを破損しリタイアしてしまう。アラウジョのWRカーデビューは、ほろ苦いものとなった。やはり、WRカーはダートを走るフォーミュラカー。市販車の特性が色濃く残るグループNとは勝手が違うようだ。しかしこの経験を、ぜひ次回の走りに生かしてもらいたい。総合優勝はシトロエンのセバスチャン・ローブ、2位はスバルのペター・ソルベルグ、3位はシトロエンのダニエル・ソルドがそれぞれ獲得した。

2007年FIAプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)は、2月8日~11日にかけてスウェーデンで開催された。WRC第2戦スウェディッシュラリーとの併催という形式で行われた初戦には、ADVAN PIAA Rally Teamの奴田原文雄選手をはじめ、合計8台のランサーエボリューションが世界中から参戦した。
グループNマシンによるもうひとつの世界ラリー選手権「PWRC」は、シリーズ全8戦中、任意の6戦をそれぞれのチームが登録し、年間での総合ポイントを競い合うシステム。これまで同様にWRCとの併催で行われ、今回のスウェディッシュを皮切りに3月9日~11日の第2戦メキシコ、そして第3戦アルゼンチンと続く。

揉めるコントロールタイヤ問題! どうなる奴田原選手!?

現在FIAは、来年より始まるコントロールタイヤの供給メーカーの問題で大揉めしている。チームの参戦経費削減の名目で、2008年から3年間、WRCに参戦する全ての4輪駆動車(WRカー、グループN、S2000)のタイヤはワンメイクとなる。その独占供給権を2月末にピレリが獲得したのだが、こうしたFIAの決定を不服として、BFグッドリッジを擁するミシュラングループがパリの裁判所に提訴した。どのような裁定が下されるかはひとまず置いておくが、我々が気になるのは奴田原選手の動向だ。周知のとおり、奴田原選手はADVAN、つまりヨコハマタイヤをメインスポンサーとするラリーチームに所属している。当然、このコントロールタイヤ制度が導入されれば今の体制での参戦はありえない。エボマガとしてはぜひとも来期も素晴らしい走りを披露してほしいのだが……。 奴田原選手は、PWRCも併催となる次戦ラリーアルゼンチンに出場を予定している。日程は5月3〜5日。こうした不穏な雰囲気を吹き飛ばす快走を期待したい。



2007WRCポルトガルラリー最終レグ終了時・総合成績
順位 ドライバー 車両 タイム(2位以下はトップとの差)
1 S・ローブ シトロエン C4 WRC 3時間53分33秒1
2 P・ソルベルグ スバル インプレッサ WRC2006 3分13秒9
3 D・ソルド シトロエン C4 WRC 5分5秒ビョウ3
4 M・グロンホルム フォード フォーカスRS WRC06 5分37秒1
5 M・ヒルボネン フォード フォーカスRS WRC06 7分8秒1
6 D・カールソン シトロエン クサラ WRC 8分13秒2
7 G・ガリ シトロエン クサラ WRC 9分39秒6
8 J・ラバトラ フォード フォーカスRS WRC06 10分44秒9
2007WRCドライバーズシリーズポイント
順位 ドライバー チーム ポイント
1 S・ローブ シトロエン・トタル・ワールドラリーチーム 38
2 M・グロンホルム BPフォード・ワールドラリーチーム 37
3 M・ヒルボネン BPフォード・ワールドラリーチーム 30
4 D・ソルド シトロエン・トタル・ワールドラリーチーム 19
5 P・ソルベルグ スバル・ワールドラリーチーム 16
6 H・ソルベルグ ストバートVK・Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチーム 11
7 C・アトキンソン スバル・ワールドラリーチーム 10
8 D・カールソン OMVクロノス・シトロエン・ワールドラリーチーム 9
2007WRCマニュファクチャラーズシリーズポイント
順位 チーム ポイント
1 BPフォード 67
2 シトロエン・トタル 59
3 スバル 27
4 ストバート・フォード 21
5 クロノス・シトロエン 21
6 ミュンフィス・フォード 0
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