
2008年09月17日|モータースポーツニュース
三菱自動車及び同社のモータースポーツ統括会社MMSPは、レプソル、バレオ、 BFグッドリッチからのサポートを受け、チーム・レプソル三菱ラリーアートとして、2009年1月3日(土)~18日(日)にアルゼンチン~チリで開催されるダカールラリーに、ディーゼルターボエンジンを搭載した新型競技車『レーシング ランサー』(FIAグループT1規定のスーパープロダクション仕様)で出場する。ドライバーは、ステファン・ペテランセル(フランス)、増岡浩(日本)、リュック・アルファン(フランス)、ホアン・ナニ・ロマ(スペイン)という、2005年から続く磐石の4名体制に変更なし。
チーム・レプソル三菱ラリーアートは、新天地・南米大陸で記念すべき30回目を迎えるダカールラリーで、大会史上初のディーゼルエンジン搭載車による総合優勝、そして8大会連続となる通算13勝目を目指す。
尚、『レーシング ランサー』は、10月2日(木)[一般公開は4日(土)]から 19日(日)まで、フランス・パリ市のパリエキスポで開催される「Le Mondial De L'Automobile 2008(通称:パリモーターショー)」で、同車の外観のモチーフとなった、今秋より欧州各国で順次発売する『ランサー スポーツバック』とともに展示する。
『レーシング ランサー』は、軽量化をテーマとして新たに設計したスチール製の一体構造マルチチューブラーフレームを採用。2010年からの新規定に対応してホイールベースを延長したことにより生まれたスペースを利用し、従来よりも燃料タンクの搭載位置を低下させて低重心化を図っている。また、スペアタイヤ(3本)の積載位置を従来よりも前方に配置したことで慣性モーメントを抑制したことにより、ハンドリング性能の向上に寄与している。これを覆うカーボン製のボディパネルは、『ランサー スポーツバック』をモチーフとして三菱自動車デザイン部がデザインし、実験総括部で空力性能を確認しながら最終形状を決定した。これに搭載するのは、3L V型6気筒ディーゼルターボエンジンで、全域で高出力を発揮する2ステージターボシステムを採用。これは両側それぞれに大型と小型のタービン2個を備え、回転数と負荷に応じて大小のタービンを協調させるシステムで、現状では最高出力280PS(206kW)以上、最大トルク66.3kg・m(650N・m)以上を実現しており、さらなる高性能化を追求して開発を進めている。
世界で最も過酷なラリーと称されるダカールラリーにおいて、ランサーの名前を冠する同車両がいかなる活躍を見せてくれるのか、大いに期待したい。